インナーチャイルドってなに?
- Yu Tacky
- 5月5日
- 読了時間: 2分
──“本当の私”にもう一度出会うために
こんにちは。ホリスティックナースの瀧波しずくです。
「インナーチャイルド」という言葉を、最近よく耳にするようになりました。
でも、なんだかスピリチュアルっぽくてよく分からない…という方も多いかもしれません。
私がインナーチャイルドに出会ったのは、もう何十年も前のこと。
当時、私は仕事、育児、介護、夫婦関係、すべてを一人で抱え込んでいました。
「私は頑張らないと価値がない」「ちゃんとやらなきゃ、誰にも愛されない」そんな思いが、いつも心のどこかにありました。
でもその根っこには、もっと幼い頃の私──
“本当は甘えたかったのに甘えられなかった私”がいたんです。
生まれてすぐ保育器に入れられ、母が入院し、祖父母に育てられた乳児期。
小さな頃から「いい子」でいなければならなかった私。
家庭内の混乱や暴力、いじめ、不安定な人間関係の中で、
“本当の気持ち”を感じることすら、
いつしかやめてしまっていたのです。
でも──私の中には、ちゃんといたんです。
「寂しかったよ」「怖かったよ」
「本当はもっとわかってほしかったよ」と
泣いている、小さな私が。
それが“インナーチャイルド”です。
インナーチャイルドとは、
幼い頃の体験の中で傷ついた“内なる子ども”の感情や記憶。
そして、その子が今も私たちの心の中で「気づいて」「わかって」と静かに訴えている声なんです。
この声に耳を澄ませてあげることで、私たちはようやく「本当の自分」に戻っていくことができます。
私自身も、インナーチャイルドに出会って、涙があふれました。
そして、自分を責めることも、無理をすることも、
少しずつ手放していけるようになったんです。
もちろん、すぐに劇的に変わるわけではありません。
でも、一歩ずつ、自分の心の奥にある本音に触れていくことで、
人生は静かに、確かに変わっていきます。
だから私は、今この仕事をしています。
心と身体と魂が、バラバラになってしまった人たちが、
もう一度“自分を大切にして生きていけるように”なるために。
もしあなたが、
「私の人生、こんなはずじゃなかった」
「どうしてこんなに頑張ってるのに報われないんだろう」
「心の奥に、ぽっかりとした寂しさがある」
そんな風に感じているなら──
それは、インナーチャイルドからの優しい呼びかけかもしれません。
大丈夫。あなたの中の“その子”は、
ちゃんと待っています。
抱きしめてあげるその日を。
そして私も、その旅をそっと寄り添いながら歩きます。

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